語源はかなり有効的なんだなぁ〜 - りくぼー。@英語専攻の英語ブログ

こんばんは、りくぼーです。

今日は語源について軽く紹介したいと思います。

私が語源を利用することを強く勧める理由はいくつかあります。それらを紹介するとともに語源の面白さにも興味を持っていただけたらいいなぁと思います。

まず、私が語源を利用することを勧める理由としては、これらの点が挙げられます。

①無味乾燥な暗記学習を避けられる

②定着率が全然違う

③シンプルに学問として面白い

④未知単(知らない単語)でも語源を知っていると推測ができる

⑤この世の全ての単語を覚えることは不可能

まず始めに④⑤に関してですがこの世には無限にコトバがあります。また、時代によってコトバは変わります。そのため全ての単語を覚えることは不可能と言っていいでしょう。だからこそ語源を理解してほしいのです。語源は知らない単語を推測することが出来るんです。これに関しては後で説明します。

まず、「単語学習がめちゃくちゃ好き！」っていう人はあまりいないと思います。英語が苦手な人は特に！

実際、私自身も単語を覚えるのは退屈だし眠くなるし大嫌いでした。でも単語を覚えるだけでも英語はかなり読めるようになります。センター試験レベルであれば、文法理解が曖昧でも単語や熟語の意味を読み取るだけで6,7割は簡単に取れてしまいます。

＊単語学習が英語嫌いの理由の１つになっているケースが多くあると思います。だからこそ少しでも魅力を伝えたいと思います！

単語学習のやり方は人それぞれで単語帳を使う人もいれば、問題を解く中で出会った未知単を覚えていく、というやり方の人もいるかもしれません。

しかし誰しもが単語を覚える段階で語源(語根・接頭辞・接尾辞)に触れたことがあると思います。例えば、unhappy(不幸な)とhappy(幸せな), unlucky(不運な)とlucky(幸運な)という単語を見て単語の最初に"un"という字があると「否定」の意味を表す、というようにです。この場合は接頭辞です。

"un"が単語の最初にあると「否定」の意味を表すということを理解するだけで、覚える単語の量は少なくなりますよね。

語源を理解することによって覚えるべき単語の量が減るんです。

退屈な暗記学習に割く時間が減るってかなり嬉しくないですか？

そして一度理解した上で暗記をすることによって定着率も全然違います。従来の単語学習のやり方だと無味乾燥なやり方で単語を覚えていたために、触れていないとすぐ忘れてしまうなんて経験をしたことがあるでしょう。せっかく時間をかけたのに忘れてしまうのってもったいないと思いませんか？

そもそも語源とは何か。

語源とは、文字通り語の源です。つまり、なぜその語句がそのような形をしているのかというような語の歴史が反映されているんです。そのため、語源を理解することは英語の歴史・本質を理解することにもつながります。

語源の説明の例としてよく出されるのがportです。portは「港」というのが原義です。それに「中に」を意味するimをつけることでimport(港の中に入れる→輸入する)、ex「外に」をつけることでexport(港の外に出す→輸出する)という意味になるんです。

また、これは諸説あるのですが、important「重要な」という単語は「当時、輸入されるものは重要だったから」という説もあります。正しいかは別として、やみくもに単語を覚えるのではなく、このように関連付けて理解をした上で覚えると定着率が上がるということは分かっていただけるのではないでしょうか。

また、多くの人が使っているであろうSuicaやPASMOはプリペイドカードです。プリペイドは英語にするとprepaidです。これにも語源が隠れています。「前もって」という意味のpreです。paidはpay「払う」の過去形です。つまりプリペイドカードとは「前もって払ったカード」ということです。SuicaもPASMOも使う前にチャージしますよね。チャージがprepaidに当たるんですね。

しかし、語源を勉強する上で注意を要する点があります。それは、同じ語源だと思っても実は別の語源から来ている単語が多くあるということです。英語はドイツ語やフランス語など様々な言語から来ています。言語が違う分、他の言語から変遷してる場合が多々あるんです。(だからこそ語源を勉強することは英語という言語の本質を理解することにも繋がるんです。)

そのため、一見同じに見えても実は違う言語から来ている語源が多いことがあるので、中途半端に語源を学ぶと区別するのが難しくなってしまうんです。でも基本的な単語の語源を学ぶことはかなり有効なので、興味があればぜひ勉強してみてください！