りくぼー。@英語専攻の英語ブログ

英語が出来なかった経験を活かして『英語を楽しく、身近に』をモットーにブログを書いています。

香港国際空港から届いた力強いメッセージ

 

こんにちは、りくぼー。です。

 

今日は#HongKongProtestについて書きたいと思います。

英語にも触れてるし、一応英語ブログだからね!

 

「政治について書くのはあまりよくないかもしれない...」とも考えましたが、

印象的な画像を見つけたのでシェアしつつ香港で起こっている出来事について自分が感じたこと、思ったことを書いていきます。

 

 

そもそも日本の社会って政治的なトピックを話すことは"タブー"のようになっていますよね。

自分の国の政治について考えること・語ることは、自分の国や世界について考えることにも繋がります。例えば、「憲法9条」は日本が世界に誇る法律の1つですよね。

 

 

日本は世界で唯一の被爆国として、「広島が世界で初めて原子爆弾が投下された地であるならば、長崎が世界で最後に原子爆弾が投下された地でなければならない」 

 と訴えるのは至極当然のように私は考えます...

 

 

さて、またまた話が脱線してしまっているので話を戻します。

 

今日のテーマは、#HongKongProtestです。

テレビやネットでも連日放送されている香港での抗議活動ですね。

 

正直、香港で今、何が起きているのかを正確に理解できていません。

そのため、間違った情報を伝えてしまう可能性があるため、深い話をするつもりはありませんし、出来ません。

 

 

ただ、#HongKongProtestを報道で知ってすぐに、中国在住の友達に安否を確認した際に、衝撃を受けたのでそちらについて書きます。

 

 

私には、中国在住の友達が3人います。

 

その内2人に香港の様子を聞いてみました。

1人は深センに住んでおり、もう1人は上海に住んでいます。

 

あまり中国に詳しくない方向けにざっくりと位置関係を紹介すると、深センは香港の上部に位置し香港には日帰りで行けるほどの距離です。約30kmほどの距離にあります。

 

対して、上海から香港までは1000km以上離れたいるため、今回の抗議活動の影響はないだろうと思いましたが、何が起こっているのか知りたかったので確認しました。

 

 

香港の近くの深センに住む友達に、

「大丈夫?今、香港で何が起きているの?」

と聞いたところ、

「分からない」

とだけ言われました。

抗議活動が始まってすぐのことだったので分からなかったのかもしれません。

 

香港から遠く離れた上海に住む友達に同じように聞いたところ、

「え、どうして?香港に旅行でもするの?」

とさも何も起きていないかのような、いつものような軽い文面を見て、ゾッとしました。

 

 

同じ中国で生きているにもかかわらず、民主主義を求めて命がけで政府に対して抗議活動をしている一方、何も知らずに”当たり前”の生活をしている人がいるということにすごく驚かされました。

 

#HongKongProtest は自分と同い年くらいの香港の若者が中心となり、政府に対して抗議活動を行なっています。若者が中心になって行なっているため、当然同い年の友達も知っているだろうと思っていましたが、「何も」知らなかったのです。

 

そのため、自分が情報収拾する中で得た知識を友達に伝えてみたところ、2人の友達はどちらも驚いていました。

 

中国では、VPN接続をしないとgoogleといった他国の検索エンジンを使うことができません。そのため、世界で報道されている情報にアクセスすることが出来ていませんでした。

 

同じ国で生活していながら、自分の国について何が起こっているかすら知らないということにものすごく衝撃を覚えました。

 

 

 

さて、話がだいぶ長くなってしまいました。今回見つけた印象的な画像はこちらです。

 

香港国際空港にて。



SORRY FOR THE INCONVENIENCE 

WE ARE FIGHTING FOR THE FUTURE OF OUR HOME

 

自分たちが抗議活動を通して催涙弾を浴びせられたり、間近で銃を発砲されたりといった危険な状況であるにもかかわらず、香港を訪れた観光客に対して親切にメッセージを添えてくれています。日本語に訳すとしたらこんな感じでしょうか。

 

 

「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

私たちは自国の未来のために戦っています。」

 

 危険な身であれ、他人を想い、香港で何が起きているかを伝えようとする力強さを感じます。

 

 

さらに、香港空港を訪れた日本人観光客が、

 

他の人に迷惑をかけるようなことはちょっと困るなと思う。

 

 と発言した一方、マレーシアからの観光客が、

 

表現の自由は支持している。

デモ隊は権利を行使しているだけだ。

 

と発言している映像を見ました。

 

 

 

民主主義の日本。

「自由」を求めなくても”当たり前”にある日本。

そんな日本人ならではの「平和ボケ」した発言だと感じました。

 

日本がいつ政府に対して”当たり前”のように自分の意見を主張することが出来なくなってもおかしくありません。

自分の意見を主張したことによって「排除」された事例が最近でもありましたよね。すでに言論弾圧は始まっていると言えるかもしれません。

 

 

香港で起きている抗議活動を通して、私たち日本人も「民主主義」について考える必要があるのではないかなんて思ったり、思わなかったり。”当たり前”が当たり前ではなくなる時が近い将来やってくるかもしれませんし。。。

 

 

兎にも角にも、香港加油