発音は思いやり
こんばんは、りくぼー。です。
外国語学習の際、みなさんが一番憧れるのはネイティブスピーカーのように流暢に話すことではないでしょうか?
実際、私が英語を勉強するようになったきっかけは「英語をペラペラ話せたらカッコいいなぁ」という憧れの気持ちからでした。
そこで今日のテーマは『発音』についてです。
前回と同様の内容ではありますが、2020年の教育改革に向けて発音に関しても様々な意見があらゆる方面からしばしば出てきます。
例えば、4技能推進派の中には、「カタカナ英語でもいいから気にせず話してみよう」と主張する人がいます。しかし、私はそれには反対です。
というのも、カタカナ英語や和製英語ではネイティブスピーカーや他国の非ネイティブスピーカーには分かりづらい、あるいは伝わらないことがあるためです。英検をはじめとした資格試験においても、発音の流暢性は高い方がいいでしょう。
確かに、発音が悪くても伝わることには伝わるでしょう。しかし、個人的にそれは一方的な考えではないかと思います。なぜなら、コミュニケーションの際には、双方がノンストレスでやり取りできるのが理想だと思うからです。日常生活で緊張状態で相手のいうことを聞いたりすることって普通の状況ではないですもんね。
「伝わることには伝わる。けど、伝わらないこともある。」のであれば、『より伝わりやすい英語」を身につけるのがいいとは思いませんか?
例として、「アパート」が挙げられます。
「アパート」はカタカナ英語なのでおそらく外国人には伝わらないでしょう。アメリカ英語では「apartment」イギリス英語では「flat」と言います。また、「mansion(マンション)」は英語の場合、「お金持ちが住むような大豪邸」を意味します。そのため、「マンションに住んでいます」と言った場合、かなりお金持ちだと思われるので注意が必要です(笑)
続いて「アレルギー」です。
「アレルギーがあります」と伝えたい場合、"I have an allergy to ◯◯"や「allergy」の形容詞の「allergic」を使って"I am allergic to◯◯"と言うことが出来ます。アレルギー持ちの方には何かを注文する際など、確認することは重要でしょう。しかし、カタカナ英語の「アレルギー」では相手に伝わらない可能性が高いです。というのも実際の発音は「アラージー、アラジー」発音記号の場合は、[ǽlərdʒ]のように発音するためです。
また以前にも書いた通り、英語は世界共通語となっています。そのため世界には英語を第二言語として話す人口は約13.6億人と英語人口の78%を占めています。そのため、ネイティブ・スピーカーのような流暢な英語と一括りにするのではなく、非ネイティブ・スピーカーが理解できるよう国際音声記号「IPA」による発音をマスターし非ネイティブ・スピーカー同士が理解しやすいような英語を話せるようになれたらいいのではないかと思います。今後の世界ではネイティブスピーカーと話す機会よりも、非ネイティブスピーカーと話す機会の方が多いでしょう。
「発音なんて気にしないでいい」と主張する人がいます。しかし発音がデタラメでも話をして聞いてくれるのは、余程話している内容が聞く価値があると聞き手が判断したときです。
例えば学会発表などがそれにあたります。どこかの大学教授や研究者の研究内容であれば聞く価値はあるかもしれません。しかし私達の多くは聞く価値が無いと判断される確率は高いでしょう。
上の例は極端な例ではありますが、可能性としてはゼロではありません。
だからこそ私自身は発音をよくしてほしい、していきたいと思っています。
発音について詳しく知りたい方は是非調べてみてください。
発音向上法については後日書きます。