英語を楽しく、身近に

『英語を楽しく、身近に』をモットーにブログを書いてます。

ちょいと本格的語源についてパート1

こんにちは、りくぼーです。

 
昨日のブログで語源についてちらっと書きました。今日のブログでは語源に興味がある人向けに少し本格的な、アカデミックな話をしたいと思います。ちょっと本格的な内容になるので何回かに分けて書いていきますね。今回はパート1です。
 
 
単語には「語感」、つまり言語がどういった場面で使われるのか、どういう場面で使うのが自然か、というような単語のもつニュアンスがあります。「語法」や「多義語」も語感の一種です。
 
語源を学ぶことは、それらの「語感」を意識することでもあります。そのため、覚えるのが面倒くさいそれらの「語感」を自然に身につけることができるんです。
 
 
また英語はアルファベットを並べているだけなので似たような単語が数多くあります。例えば、TOEICに頻出の単語としてadapt「〜を適応させる」, adept「熟練した」, adopt「〜を採用する, 〜を養子にする」などがあります。一文字違うだけでこれだけ意味が変わってくるんです。語源を勉強することはこのような間違いを減らすことにも役立つんです。
 
語源は単語力を根底から変えていきます。
 
語源には多くの驚きがあります。単語を暗記する際に語源を使うことのメリットは昨日のブログでちらっと書きました。「覚えるのに役立つ」, 「未知単の推測に役立つ」, 「語感を磨くのに役立つ」などです。
 
しかし、1番大事なことは、単語の由来を学んだ際の「え、そうなの?」という驚きではないでしょうか。



例えば、robe「衣服」とrob「奪う」は語源が同じです。意味には全く関連がありませんが、確かにスペルは似ていますね。詳しく見ていきましょう。robeはローブです。日本語でも「バスローブ」なんて使い方がありますね。
 
実は、robeには「(敵から)奪うもの」という意味があるんです。かつて、衣服は貴重なものでした。そのため、衣服は「重要な戦利品」として扱われていたんです。ここからrobにつながるんです。実は関連がないように見えて関連があるんです。実際、「戦利品」としての衣服のイメージは聖書にも出てきます。
 
キリストが十字架にかけられる場面があります。(『マタイによる福音書』27章)
「兵士たちは出て行くと、シモンという名前のキレネ人に出会ったので、イエスの十字架を無理に担がせた。そして、ゴルゴタという所、すなわち『髑髏(されこうべ)の場所』に着くと、苦いものを混ぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、イエスはなめただけで、飲もうとされなかった。彼らはイエスを十字架につけると、くじを引いてその服を分け合い、そこに座って見張りをしていた」(新共同訳)
 
昔は衣服を奪い合ったんです。だからrobrobeには関連があるんです。二つの単語から歴史的な背景が垣間見えました。
 
 
 
結構長くなってしまったのでパート1はこれで終わりにしときます。パート2では「単語のもつ語感」について書きたいと思います。