発音は思いやり
こんばんは、りくぼーです。
今日は予定があるためいつもより早めの投稿です。
外国語学習の際、みなさんが一番憧れるのはネイティブスピーカーのように流暢に話すことではないでしょうか?
実際、私が英語を勉強するようになったきっかけは「英語をペラペラ話せたらカッコいいなぁ」という憧れの気持ちからでした。
そこで今日のテーマは『発音』についてです。
最近、英語教育の世界では「4技能」が重視されるようになり、日本の英語教育は従来の形から変わろうとしています。しかし、そんな転換期の今だからこそ伝えたいことがあります。
4技能推進派の中には、「カタカナ英語を気にせず話してみよう」と主張する人がいます。しかし、私はそれには反対です。
というのも、カタカナ英語や和製英語ではネイティブスピーカーや他国の非ネイティブスピーカーには分かりづらい、あるいは伝わらないことがあるためです。
例として、「アパート」が挙げられます。
「アパート」はカタカナ英語なのでおそらく外国人には伝わらないでしょう。アメリカ英語では「apartment」イギリス英語では「flat」と言います。また、「mansion(マンション)」は英語の場合、「お金持ちが住むような大豪邸」を意味します。そのため、「マンションに住んでいます」と言った場合、かなりお金持ちだと思われるので注意が必要です(笑)
続いて「アレルギー」です。
「アレルギーがあります」と伝えたい場合、"I have an allergy to ◯◯"や「allergy」の形容詞の「allergic」を使って"I am allergic to◯◯"と言うことが出来ます。アレルギー持ちの方には何かを注文する際など、確認することは重要でしょう。しかし、カタカナ英語の「アレルギー」では相手に伝わらない可能性が高いです。というのも実際の発音は「アラージー、アラジー」発音記号の場合は、[ǽlərdʒ]のように発音するためです。
また以前にも書いた通り、英語は世界共通語となっています。そのため世界には英語を第二言語として話す人口は約13.6億人と英語人口の78%を占めています。そのため、ネイティブのような流暢な英語と一括りにするのではなく、非ネイティブが理解できるよう国際音声記号による「IPA」に則った発音をマスターし非ネイティブ同士が理解しやすいような英語を話せるようになれたらいいのではないかと思います。今後の世界ではネイティブスピーカーと話す機会よりも、非ネイティブスピーカーと話す機会の方が多いでしょう。
「発音なんて気にしないでいい」と主張する人がいます。しかし発音がデタラメでも話をして聞いてくれるのは、余程話している内容が聞く価値があると聞き手が判断したときです。例えば学会発表などがそれにあたりますどこかの大学教授や研究者の研究ないようであれば聞く価値はあるかもしれません。私達の多くは聞く価値が無いと判断される確率は高いでしょう。
上の例は極めて極端な例ではありますが、可能性としてはゼロではありません。
だからこそ私自身は発音をよくしてほしい、していきたいと思っています。
発音について詳しく知りたい方は是非調べてみてください。
発音向上法については後日書きます。